- 「生きがいプラン」をつくることで目標に1歩近づく
- これからの夢や目標を考えるのは楽しいものです。一人であれこれ思い描くのもよいでしょう。また、家族と相談をしながら、プランニングしていくことも大切でしょう。いずれにしてもライフプランを考える際には、3つのキーワード「何をしたいのか」「何ができるのか」「何にこだわるのか」を思い描いてみることをおすすめします。
そして、「生きがい」を構成する「仕事」「地域社会」「家族」「余暇・趣味」の4つの領域ごとに、これからの夢や目標を具体的に書き出してみましょう。
「仕事」の領域から考える夢や目標
仕事について考える際は、つぎの2つの課題を明確にすることから始めましょう。
ひとつは、「現在の仕事」についてです。自分が置かれているポストで期待されていることは何かをいま一度確認することで、取り組むべき課題が浮かび上がってきます。
もうひとつは、「これからの仕事」についてです。5年後、10年後、社内であるいは次のステージで実現したい仕事を夢や目標として具体化するということです。
「地域社会」の領域から考える夢や目標
地域社会で人間関係を築くことには、まず、趣味や嗜好を共通の話題として、仲間に入れてもらうことがいちばん簡単な方法です。これからの接点になり得る切り口を考えてみましょう。
生涯にわたる社会的な生活空間は、やはりいちばん身近にある地域社会です。人との接点を、会社のほかにも持てるようにしておくとよいでしょう。
「家族」の領域から考える夢や目標
家族の領域から将来のことを考えるということは、家庭内の人間関係をこれからどのように築いていくかということです。家族には、配偶者、そして子どもというように、その間柄によって夫婦関係、親子関係と呼ぶことができます。なお、シングルの方は、最も親しいパートナーを思い浮かべていただくとよいと思います。
これからの生活の中で、活動場面の変化にともなって、それぞれの関係をどのように保てば思い描いている夢や目標を実現できるかという観点から考えてみましょう。
「余暇・趣味」の領域から考える夢や目標
現役時代は概してリストアップできる趣味は少ないものです。人生に潤いを与えられるものであれば、なんでも結構です。たとえば、昔やっていたけれど、現在はやっていないもの(こと)、今までやったことはないが、これからぜひチャレンジしてみたいもの、一人でできるもの、家族や仲間とできるもの、雨の日にもできるもの、体力がなくても続けられるものなどから思い浮かべてみましょう。
なお、趣味はライフワークにもなり得るもののひとつです。単なる趣味と考えないで、地域社会との接点としての役割もあることを念頭において考えるようにしましょう。