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地域社会との関わりを考える

ご近所に親しい人がいますか?
 地域社会とのつながりが薄れているといわれているいまだからこそ、この関わりを取り戻すことにチャレンジしてみませんか?

あなたの「地域社会との関わり」はどうですか?

 以下の項目は、あなたの「地域社会との関わり」についての現状を理解し、客観的に見つめるための自己チェック内容です。今後のプランづくりの参考にしてください。

|あなたの「地域社会との関わり」の現状をみてみましょう|
  • 近所の人たちと挨拶を交わしていますか?
  • 近所の人と話す機会がありますか?
  • 地域の課題や問題となっていることを知っていますか?
  • 自分の住んでいる地域に疎くなっていませんか?
  • 近所の病院や公園・公共施設などについてよく知っていますか?
  • 地域の催し物に参加したことがありますか?
  • 地域の社会活動に参加していますか?
  • 新聞の地方欄や地域(自治体)の広報誌に目を通していますか?
  • 生涯つきあえる友人が何人いますか?
  • 学生時代の友人とは今でも交流がありますか?
  • 近所に友人がいますか?
  • 今後、新しい友人をつくろうと考えていますか?
  • 友人にとって自分はどんな役割を持っていますか?
    また友人は、自分にとってどのような役割を持っていますか?

「地域社会」をみんなでつくろう

 社会構造や環境の変化、住民の地域社会への帰属意識の希薄化などにより、地域住民同士の交流の機会が減少しています。たとえば、地域における不審者のチェック、子どもたちに対する非行防止やしつけ等といった、地域社会がかつて担っていた役割が薄れてきています。
 ここでもう一度、地域社会の持っている役割と良いところを見直し、住民それぞれができることを持ち寄り、またそれぞれが関われる、安全な地域社会をみんなで再生していってはいかがでしょうか。

|社会活動に参加したい頻度(60歳以上)|
地域活動への頻度の表
|社会活動に参加して良かったと思うこと|
地域活動に参加している理由のグラフ

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地域における自前のネットワークづくりを始めよう

イラスト

 ある程度の年齢になれば、仕事や職場を通じて、幅広い層の人と厚い人間関係を築いていることと思います。その関係は長年にわたって培ってきた信頼の上に成り立ち、たとえば、食事も酒も一緒、またゴルフや釣り、マージャンといった趣味も一緒という、きわめて強固な関係ではないでしょうか。しかし、職場や仕事という共通の生活基盤がなくなると、その関係はそれほど長くは続かないのが現実です。退職したり、転職したりすると、年賀状一枚の付き合いになるまで3年もかかりません。
 地域社会に仕事の基盤を置いていない人は、この状況の変化を、程度の差こそあれ誰もが体験することになります。
 地域社会で充実した生活を過ごすには、個人的な「暮らしがい」と同時に、いつまでも「働きがい(社会的な役割)」を感じられるような、「肩書きの必要ない一個人のネットワーク」=「自前のネットワーク」づくりが不可欠であり、今から考えておくべき大きな命題といえます。

|現役世代の「自前のネットワーク」づくり|
 「自前のネットワーク」づくりは、定年後の活動を視野に入れた人のみでなく、実は、現役の人にとっても、大変プラスになることなのです。従来の職場や仕事を通じて得た人間関係から離れて、自ら関心のある分野の社会活動に参加することは、単に地域の担い手となるだけでなく、業種や領域の違った人たちとの交流が、現在の仕事の視野を広げ、また、従来にない新しい発想やアイデアのもとにもなり得るということです。その結果、退職後の社会活動の下地づくりにもつながっていく場合が多く見受けられます。

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地域社会(コミュニティ)への入り方

 地域社会(コミュニティ)への入り方には多様な選択肢があります。人もそれぞれ、地域社会の特性もそれぞれですが、いちばん簡単な入り方の一つは、好きなこと、得意なことで地域活動に参加することです。
 テニスやゴルフの同好会でも、コーラスや盆栽といった趣味の会でもよいし、近年はボランティア活動やNPO活動も活発です。この方法は、初対面の人とも話題が共通する利点があり、時間をかけずに距離を縮めることができます。
 ただし、こういった活動に参加するには、人や地域の役に立ちたいというよりは、まず自分がやってみたいこと、興味のある分野での活動を選択することをおすすめします。その結果として、何かしらの貢献ができると考えた方が長続きします。

【過去1年間に参加した社会活動(複数回答、60歳以上)】

地域活動の主な活動分野のグラフ

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地域社会はあなたの知識と経験を必要としています

 いろいろな分野や領域で活躍してきた人々、また、この変化の激しい時代のなかでたくましく仕事をこなしてきた人であればこそ、蓄積した知識や経験、ノウハウを持っています。
 これを見逃すことは個人の問題にとどまらず、超高齢社会を迎えるわが国にとっても、甚大な社会的損失です。いま、地域社会はあなたの知識と経験を必要としています。

|会社の常識と地域社会の常識は違う|
 地域活動に参加する人の中にも、適応できずに途中でやめてしまう人がいます。どこにその原因があるのかを突き詰めていくと、組織の成り立ちや背景や目的、文化の違いに適応できなかった結果といえます。つまり、「会社の常識」と「世間(地域社会)の常識」は異なるということです。
  たとえば、会議ひとつとってもその進め方や発言の質はずいぶん違います。会社の常識ではいつも時間通りに始まり、議題と関係のない発言は認められません。そして、責任のある職位の人が多様な意見の中から結論を出し決定する。これが会社の常識です。しかし、自治会など地域の会合や集会では、こんな常識は通用しません。まずは地域社会(コミュニティ)のルールを理解することから始めるとよいでしょう。

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